英語学習について

煽りタイトルをつけるならば「Be動詞もわからない大人が2年でTOEIC870点を取った英語勉強法」とかなるのだろうが、くだらないからそういうことはしないでおく。ともかく、本当に英語がわからない状況からほとんど独学で勉強したので、やったことや思うことを書く。あと、アフィリエイトとかやりたいわけではないので商品名が出ているところでもリンクはしない。

語彙

たぶん英語力の低い人に一番足らないのは語彙だ。これがないと何もできない。ひたすら覚えること。かつ、音声付きの教材で音と一緒に覚えることは大事だと思う。その条件さえ満たしていればなんでもいいと思うが、私はDuo3.0を使い、復習用CDを繰り返し聴きながら例文全部について冒頭を聞くだけで暗唱できるようになるまでぼそぼそ自分の声を重ねた。なお基礎用CDは買う必要ない。

ここで、私が思うにシャドーイングなるものはゴミだ。端的に難しすぎる。超短期の記憶容量の大きさと高いマルチタスク能力を要求するからだ。合う人には合うのかもしれないが、これは英語学習とは関係の薄い能力だ。

だから私のやり方はもっと単純。単に例文を一つずつ繰り返し再生しながら、はじめは本を見ながらCDの声と重なるタイミングで口ずさみ、数回やったら本を閉じて同じことをする。そして次の例文へ。そのあとで例文いくつかまとめて一気に暗唱(あくまでCDの声とシンクロさせて)。シンクロさせるためには聞いて再現するのではなく覚えていなくてはいけない。これを繰り返し、直後、数分後、数十分後、そして翌日とだんだん記憶の期間を長くすることができる。

とりあえずこれだけで死ぬほど疲れる。もし疲れないなら漫然とやりすぎだろう。でもひたすらこれをやるのは大事だ。あまり一日にたくさんやりすぎても混乱して効率が悪いが、少ないのもまた効率が悪いと思う。語彙は数ヶ月間とか時期を決めて集中的に詰め込む期間がないと、いつまでたっても身につかない。ここは一番楽しくないが、とにかく毎日、そして一日に何度も、しっかり覚えること。

ちなみに、単語の綴りを覚えるには、少し変化球だがタイピングソフトがおすすめだ。typewellの英単語バージョンなどでタッチタイプを練習すると単語をイメージすると指が動くようになる。これで綴りに自信がなくなったら頭の中に単語とキーボードを思い浮かべれば解決するようになる。ついでにタイピングも速くなって一石二鳥だ。

もしもう少しお金をかけるつもりがあるなら、iKnowというオンラインサービスは非常に優秀だ。忘却曲線を考慮して問題を出してくれるし、例文や音声がついた問題になっている。ただ、綴りを問う問題ははじめのうちは難しすぎてやる気がうせるので出題しない設定にしたほうがよい。

文法

これはなんでもいい。中学、高校レベルの好きな文法の参考書を読み、問題集を解いて、間違えた問題は繰り返して、完全に正答できるようにすること。ちゃんと定着させるのが大事だ。知識量としてはそれほど多くないので、混乱しやすいところに慣れてくれさえすれば平気だろう。受験標準レベルの文法をちゃんと理解していれば英語学習者の文法レベルとしては十分だ。とはいえ文法の軽視はしないこと。受験するわけではなくてもこのレベルまでは文法を押さえておかないと、この先で論文などのちゃんとした文章の読み書きをする基礎力が不足する。そのときになってから文法を再度勉強する気にならない人が多いようなので(もちろん必要ならやるべきだが!)、早めに身につけておくこと。「5文型なんて日本でしか教わらない」とかいう言説はただのうそなので惑わされないこと。

作文

ちゃんとした作文は中高レベルの問題集で適当なものをやればよい。ただ、受験を目的としないなら型にはまった作文は重要でないのでたくさんやる必要はないと思う。その先はネットでやり取りするサービスがいろいろあるので、そこで日本に興味があるが日本語はできない人(日本語ができる人でもいいが、その場合はちゃんと半々で英語でも相手してくれる人にすること)を見つけるのがよい。これがなんだかんだ一番モチベーションになる。あと、紙の手紙で文通しようとするとめんどうで絶対に続かなくなるのでやめること。チャットだとはじめはペースについていけないのでメールやメッセージくらいがちょうどいい。そして話題がなくならないように趣味などが一致するのが望ましい。アニメ、マンガ関係が鉄板だ。そしてそれでもなかなか続かない相手が多いので、一人だけにしぼるよりも手数を多くしてたくさんの相手に同時並行でやったほうがよい。

リスニング

上記のように音で単語を覚えていれば土台はできると思う。それでもリスニングのボトルネックは二つある。

  1. 単純に音が拾えない
  2. 音は拾えているが頭の中での英語の解釈速度が追いつかない

前者は一筋縄ではいかない。なるべくスクリプトのある音源を聞くのが一番だと思う。TEDでもいいし、もっと遅いほうがよければVOAあたりになるだろう。スクリプトを常に見ていると音を聞くのが雑になるので、わからないときにだけ確認すること。ただ、楽しくないと続かないので、多少難しくてスクリプトなしでもyoutubeで自分の興味のある動画なんかを探すのもよいと思う。

後者の問題はひたすら英語にふれる量を増やすしかない。これは別にリスニングでなくてもよくて、本を読むのでも効果はあると感じる。例えば私はハリーポッターシリーズを通読した。なるべく語彙的に無理のない本を選ぶのがよい。ただ、最初は多少難しく感じてもページが進んで物語の中に入り込んでいくと案外読めたりもする。だから読み始めで挫折しないのが大切だ。まあ、日本語でざっと登場人物などを押さえておいてもよい。リーディングはとにかく量なので、ハードルを下げるように心がけること。

リーディング

上記のように本を読むのが主体でよいが、一応精読もしたほうがよいかもしれない。リーディングの問題集を適当にやればよいだろう。ただ、ここは普段から言語を問わずちゃんと文章を読んでいるかの勝負のような気もする。私はここでは特に苦労した記憶はない。

その先

このくらいをちゃんとやればTOEIC800点は超えられるだろう。ただ、TOEICなんてしょうもない試験なので、長期的に目標にするものではない。もっと実用的な英語、あるいは試験で言えばTOEFL iBTあたりをちゃんとできるようになるためには、語彙がもっと必要だし、構文解釈の力ももう少しほしい。さらに聞いて話す力も鍛えなくてはならない。しかしこの先は私は独学でない部分が大きいのでここでは扱わないことにする。