潮時を見極めること、逃げないこと

「潮時」という言葉1が好きだ。それは自然とやってきて、また去っていくもの。 人生において、日々の生活において、潮時を意識しようと心がけています。みんなと一緒にいても、どこかのタイミングでさよならしなくてはいけない。それは何年かを過ごした場所…

痴漢されること

もうずいぶん前の話だ。私は痴漢された。あのとき、私は18歳だった。先に書いたように、学校にもずっと行ってなかった。友達も誰一人いなくて、そもそも人との関わりをほとんど持っていなかった時期だ。ただこのころにはわりとふつうに話せるようにはなって…

バカって言うやつがバカ

他人がバカだと思ったら、あなたがバカなのです。他人の置かれた状況、持っている情報、その他もろもろの条件が異なるのに、なぜあなたと同じ思考で同じ結論に至り、同じ行動を取らないことをバカだと思うのか。その想像力の欠如がバカなのです。 他人がつま…

大学院生の独り言

学部生だったころ、きみと一緒に学食でカレーを食べた。カレー300円にするか、カツカレー400円にするか、よく迷ったものだ。ついでにサラダをつけるかどうかも、また迷ったものだった。そしてテーブルを囲んで、どうでもいい話をよくしたものだった。ときに…

「日本すごい」は自己成就予言である

スーパーで、150円のスペイン産のニンニクと、300円の国産のニンニクが売っていた。前者は貧相な見た目をしていた。後者は丸々と太っていて、いかにもおいしそうだった。私は自分の貧乏生活を呪いながら、国産ニンニクに恨めしい目を向けつつ、スペインから…

よき隣人であること:寮生活で学んだこと

大学生時代に寮で暮らしていたことがある。汚い寮だったけど、それも含めて今ではいい思い出だ。 「寮で出会った人がいまでは一番仲のよい友達」みたいな言葉をよく聞く。その人にとっては本当にそうなのだろう。でも、自分には違った。寮生活というのは根本…

私は学校に行かなかった

私の一人暮らしのアパートは、小学校のすぐ裏にある。朝になると、子どもたちのはしゃぎ回る声が聞こえる。おはようございますと挨拶しているのは、校門に先生が立っているからなのだろうか。しばらくすると、校長が何かマイクでしゃべり始める。よく聞き取…

知っている人をテロで失うこと

しばらく前の話をする。ある日、Facebookに知らない人から友達申請が来ていた。ふつう、こういうのはスパムだ。だけどその人物はずいぶん本物の人間っぽい投稿をしていた。単に写真を投稿するくらいならbotでも簡単だが、コメントで文脈をひろった会話が成立…

共感を土台にしたコミュニケーションの不毛さ

ああこの人は自分と境遇が似ている。同じようなことを考えている。同じ本を好きでいる……。 そんな「共感」をベースにして、私たちはついつい「自分はこの人と仲がいい、気が合う」と思ってしまいがちじゃないでしょうか。でも、それってあやういと思うのです…

言論識失調

大空を飛ぶパイロットは、感覚ではなく計器を信じるよう訓練されるという。「機体が逆さまだ!」偽りの感覚に誘われて、計器が故障したと信じ、そして二度と戻らなかったパイロットの末路からの教訓。 それは平衡感覚が失われる 「空間識失調」に陥るから——…

環境を変えるべき時、環境を変えざるべき時

“Get out of your comfort zone"みたいなフレーズをよく聞きます。"You’re the average of five people around you"とかも有名です。環境を変えなさい、そうすれば自分が変われる。もっと輝く自分になれる。そんな希望を与え、現状にひたったまま腐っていく…